11月に夫と新婚旅行に行きました。行先はヨーロッパでドイツ・スイス・フランスを巡るパッケージツアーでした。基本的には貸切バスで各地を観光し、最終日は一日パリで自由行動があるものでした。ヨーロッパに行きたかったのと私が学生時代にイタリアに行ったことがあったので、この行先にしました。元々はドイツとフランスに行く別のツアーを申し込んでいたのですが、人数が集まらずそのツアーはキャンセルとなり、こちらになりましたが結果的にはこの3か国に行けてよかったと思っています。

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ドイツではノイシュバンシュタイン城と世界遺産のヴィース教会、ローテンブルグ、ハイデルベルグの街並みを歩きました。ノイシュバンシュタイン城は見た目の印象よりも新しい時代に建てられた城なので、中身は近代的な造りでした。ドイツ名物のウィンナーは美味しかったです。スイスでは、高山鉄道でヨーロッパの中でも高い位置にある駅であるユングフラウヨッホに行きました。

ここは富士山の頂上と同じくらいの高さで、雪原に出ることもでき自然の雄大さを満喫できました。スイスで食べたチーズフォンデュはあまり私の口にあいませんでした。フランスではヴェルサイユ宮殿とモンサンミッシェルに行ったり、パリの自由行動ではエッフェル塔やルーブル美術館、また郊外のサンドニにあるフランスワールドカップの決勝戦が行われたスタッドドゥフランスにも行きました。夜はドレスコードのある高級レストランでエスカルゴなどを味わいました。

スイスの観光を終えるとジュネーブからTGVに乗ってパリに行く予定でしたが、TGVの信号機の故障か何かで長時間待たされたあげく、ジュネーブまでTGVは来ないのでその先の駅までバスで進んでそこからTGVに乗ることになったとガイドの方から説明がありました。現地の人たちも含めそのバスを待つ人たちは大勢いる中、どういう風に話がついたのかはわからないのですが、私たち日本人のツアーの人たちは待っている人より優先的に乗車することができました。もちろん、そのことに文句を言っている外国の方もいたので、我々は肩身の狭い思いでした。

車内で食べた弁当も慌ただしくてほとんど味の記憶はありません。ようやく駅に到着するとTGVはもうすぐ発車してしまうとのことで、みんなホームでスーツケースを押して走り何とか乗車できました。そのことは同じツアーの人とも話をして、こういう風にスーツケースを押して走ったこともいい思い出ですねと笑ったことを思い出します。確かになかなかない経験をできたという意味では楽しかったといえるのかなと思います。

感動したことは、街灯のない夜道で懐中電灯を持って歩いて見に行った、ライトアップされたモンサンミッシェルの美しさです。モンサンミッシェルは夜にライトアップされて美しいという話を聞いていたのですが、ホテルからは15分ほど歩いていく必要がありました。また、街灯のない道を歩くので、行くかどうか躊躇した部分もあったのですが、同じツアーの人も行くということで、みんなで歩いて行きました。

新婚の方が多い団体だったので、ツアー中は結構みんな二人の空間という感じでしたが、このときは不安があったのか皆仲良く歩いて行き、写真を撮りあったりしました。ホテルの部屋からモンサンミッシェルが見えるのですが、翌朝の朝日に映えるモンサンミッシェルも格別でした。忘れられない美しさでした。

失敗体験としては、日本と同じくらいの服装で行ってしまったことです。秋のヨーロッパは日本よりはるかに寒かったため、お腹を壊してしまいました。カイロは大量に持っていたため、何とかなったのですが、もっとリサーチしておくべきだったと感じています。